【6】母乳は赤いんです。


 

a1420_000018_m

●司会:
『普通の食』の基準として、
リズムに則した食生活を意識することが大切ということですね。

○宮川:
そうです。
旬としての四季のリズムだけではなく、
月経期には月経期にふさわしいものを、
卵胞期には卵胞期に、黄体期には黄体期にふさわしいものがあります。
朝は朝、昼は昼、夜は夜もそうですし、
赤ちゃんの頃、思春期の頃、妊娠中、更年期、その先など、
一生のリズムにふさわしいものがあります。
リズミカルボディ(R)フードクラスで学ぶと思うけど。

●司会:
そうすると、自然と、「生きるチカラ」が養われると。

○宮川:
はい。リズムがしっかりしている人は、変なものを食べたがらないです。
早寝早起きしてない人は、食生活が悪い傾向があります。
食生活が整うと、血液がきれいになって身体が気持ちよいはずです。

●司会:
リズミカルボディ(R)フードクラスではプチ断食もご紹介してますね。


○宮川:
一度リセットして、本能で食べてほしいんです。
食事は血液ですから。

そもそも、私がアロマテラピーやボディワークの世界に入ったのは、母乳育児からなんです。
大学では児童心理学や母子関係が専門でした。
まさに子どもの「生きるチカラ」を育むためにどうすれば良いか、
いろいろ試したり、研究したりしてたんです。
でも、私の師でもある山西先生の「おいしいおっぱい」という考えを知って、
それまでの知識とか経験とかが、全てふっとぶくらい衝撃だったんです。

●司会:
山西みな子先生ですね。

○宮川:
そうです。
母乳には、「おいしいおっぱい」「まずいおっぱい」がある。
おいしいおっぱいが出れば、赤ちゃんは美味しそうに飲んでくれる。
それによって愛情ホルモンが一気に出て、赤ちゃんが愛おしくて愛おしくてしょうがなくなる。
それで母子関係も良好なものになる。
でも、まずいおっぱいだと、赤ちゃんはプイっと横を向いたり、噛んだり、ひっぱたりして怒るんです。
ギャーギャーなくし、お母さんも疲弊してしまう。
心理とか発達とかももちろん大事だけど、
母子関係を築くうえで、「おいしいおっぱい」ほど素晴らしいものはない!と目から鱗で、
「おいしいおっぱい」のための「身体づくり」をしよう!とボディワーカーの世界に入って、
アロマテラピーにも出会い、松が丘治療室を始めて、妹の祥子と松が丘助産院を始めて、今に至るんです。

●司会:
まさに原点ですね。

○宮川:
産まれてきた命に、初めて口に与えるもの、身体を作るものが母乳です。
だから、母乳を考えることは、食生活の究極を考えることでもあります。
そもそも産後は、赤ちゃんをダッコしているから、本来、お母さんは両手を使えないんです。
買い物も行けない。行けないっていうより、行かなくていいんです。
だって産婦さんの最大のしごとは、ダッコすることだから。

●司会:はい。

○宮川:
赤ちゃんが成長して、ダッコからおろすことができて、
赤ちゃんの行動範囲が広がるのにあわせて、お母さんの行動範囲も広がるんです。
だから、それまでは、そんなにすごいご飯は作れない。
でも、赤ちゃんの身体づくりをする、母乳のための質の良い食は必要。
だからシンプルで、簡単で、すぐ作れて、しかもおいしいという究極の形になります。
で、結果としてこれが「おいしいおっぱい」に一番良い食事になるんです。

●司会:
それが「松が丘ごはん」として結実してるんですね。

○宮川:
マタニティタッチでも「妊婦さんと同じ生活をすると身体が再生する」って良く言っているけど、
身体を再生したい人は、ぜひ、私たちの食事をしてほしい。

●司会:
「松が丘ごはん」は妊婦さんだけじゃなくて、
身体を壊している人にも良いですよね。

○宮川:
はい。「松が丘ごはん」の基本は、
出汁と野菜と酵素玄米です。
肉と油と果物は控えます。
酵素玄米は最近だいぶメジャーになってきたけど、
一度炊いておけば一週間くらい持つから、
ダッコがしごとの産婦さんにはおすすめです。
「おいしいおっぱい」のための食事だけど、
赤ちゃんのための食事だから、人間にとって良いに決まってます。
本当に簡単でおいしいですよ。

●司会:
当校の先生にも酵素玄米派は多いですよね。

○宮川:
そもそも、母乳は血液です。
だから、母乳になる前は赤いはずです。
で、血液は何からできているかというと、食事ですよね。

●司会:
まさに「あなたはあなたが食べたもの」ですね。

○宮川:
そう。さっき食べた昼食が、あなたのホルモンになり、肌になり、血液になっている。
おいしい母乳のための食事っていうのは、
私達の中では、完全に確立しています。
まずいおっぱいは、ドロっとしている。
おいしいおっぱいは、さらっとしている。
つまり、血液の状態であり、食事そのものなんです。
おいしい母乳のための食事は、
赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても良いことだらけです。

●司会:そうですね。

○宮川:
残念なのは、最近の母乳育児の情報の中には、
食事のことが完全に抜け落ちていることが多いんです。
ただ、母乳礼賛!って感じで、お母さんたちを追いつめている場合もあるように思います。
食事のことが抜けていると、胸は張るし赤ちゃんは機嫌悪いし、
結果、「母乳育児なんて辛いだけじゃない!」って思っている人が多いと思います。

●司会:
母乳育児をすれば良いってことではなく、
「おいしいおっぱい」のための食事が大事ということですね。

○宮川:
そうです。
そういえば、『粗食のすすめ』の幕内秀夫さんとお会いしたときに、
「おいしいおっぱい」のための食事と一致して、面白かったです。

○司会:

自然のリズム、月経リズムに則した食事をして、
『松が丘ご飯』のように出汁を上手に活用した和食を中心にして、
強くてしなやかな身体づくりをする。
たまには変なもの食べても、上手に排泄できる身体になる。
ということですね。

○宮川:

そう。頭で考えるのではなく、ヨロコビをもって「おいしい、おいしい」と言いながら食べる。
私は、「人間好きなことしかしちゃいけない」って良く言ってるけど、食事もまさにそうです。
「あんまり好きじゃないけど、身体のためだからなあ」というよりも、
自分も家族も、「おいしい、おいしい」と言いながら食べられる食事をしてほしいです。
それが「普通の食」になっていくと、本当に良いなあと思っています。
食事で、体は楽になります。

●司会:ありがとうございました。

 

 

>>リズミカルボディ(R)フードクラスのHPに移動する。

>>からだの自然塾『出汁講座』のHPに移動する。

>>このコンテンツのTopに戻る