【3】春は解毒。夏は水分補給。


fukinotou350

○宮川

次女が小学生のときに「旬の野菜を当てる」授業があったらしいんです。
でも、誰もわからなくて、うちの子どもだけ、当てたらしいのね。

●司会: さすが、教育のたまものでしょうか?

○宮川

いや、特に教えてた訳じゃないの。
子どもにも、よく知ってねって言ったら、
『そりゃ、お母さんに八百屋さんに、おつかいに行かされてたから、
一番安い野菜だったから知ってんだよ!』って(笑)

●司会: なるほど(笑)

○宮川

旬のものは美味しくて安い。それに身体にあってます。
例えば、春にはフキノトウとか、菜の花とか、苦みのあるものが出てくるじゃない。

●司会: はい。

○宮川

あの苦みは、解毒の働きがあるんです。
冬の間、私たちの身体は、寒さに備えて「溜め込む」方向に向かいます。
リズミカルボディで言うところの月経リズムのC期間に「溜め込む」方向に向かうのと同じです。

●司会:

確かに、夏に比べたら、冬は結構食欲が出て、太りやすい気がします。

○宮川

いわば冬眠みたいなものね。食べておこうという。
で、冬は、身体は溜め込んだり、排泄しない方向性を持っているから、
結構、身体には悪いものも蓄積されていくんですね。
それを解毒してくれているのが、春の苦みなんです。

●司会:はい。

○宮川

夏になると夏野菜が出てくる。
これは水分を補給してくれて身体を冷やします。
冬の根菜は、身体を温めてくれます。
つまり、旬のものを食べるのは、身体の自然の摂理にあっているんです。

●司会:しかも安い(笑)

○宮川

そうそう(笑)
でも、今は冬にバナナとかキュウリが普通にスーパーに並んでいるよね。
特に南国のフルーツは身体を冷やします。

●司会:

暑い南国のものだから、冷やすんですね。

○宮川:

そう。植物は、土地にあった作用があるんです。
アロマテラピーで言うと、ホホバとかアルガンオイルなどは、砂漠に自生してますよね。
その植物油って、保湿力があったり、スキンケアによかったりします。
つまり砂漠で生き抜くために必要な作用を植物はもっているんです。

●司会:はい。

○宮川

あと、育児している人は、気を付けて子どもを観察してみるとわかるけど、
甲高い声で、キーキー、キーキー言ってる子は、
バナナとか、南国のフルーツを食べすぎていることが多い気がします。

●司会:

そうなんですね。
食がそれだけ身体に影響があるということですね。

○宮川:

だから、『普通の食』の一つはその季節にある「旬」のものを食べれば良いのです。
四季のリズムを身体に取り入れる。それが身体にあっているんです。
旬の野菜は、例えば、ネギをグリルで焼くだけでも、ナスを焼くだけでも、
アスパラを焼くだけでも、本当においしいです。
出汁をとって、お醤油とか塩とか油をかけて食べるだけで、
うわ〜、おいしい!と思いますよ。

●司会:

ただ、出汁は面倒と思い込んでいる人は多いと思います。

○宮川

出汁なんて、ペットボトルに昆布入れておけばいいんだから。
それを湧かして、鰹節を入れて1分。
天然のインストタント食品だからね。

●司会:

カップラーメン作るくらいの手間と思えば簡単ですよね。

○宮川

出汁は、和食のプロが語っているのを聞いていると、面倒だなって思ってしまいます。
でも、食事は毎日の営みですから、簡単で良いし、簡単じゃなければいけないです。
まさに、いい加減=良い加減で良いんです。
簡単だから健康を『維持』できるんです。

●司会:

まさに毎日毎日、懐石料理を作る訳じゃないということですね。

○宮川

そういうのは、ハレの日とか特別な日にぜひ極めてほしい。
でも、本当に、適当でも十分おいしいですから。

●司会:はい。

○宮川

身体は「おいしい」という反応で、
ちゃんと、身体に必要なものを教えてくれているんです。
食は、『何が正しくて、何が正しくないか』と考え出すとダメ。
身体の声を聞けるようになることが大切です。

続けることで、「そういえば、添加物入りのものをなんとなく食べなくなった」
という感じで身体は確実に変わると思いますよ。

 

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