【1】平熱が37度ない人がいるなんて…?


miyakawa350

宮川先生は言いました。

「普段、治療室で身体に触れていて、食生活を伺うと、『普通ですよ』という方が多いです。

でも、身体に触れてみると、ん?そうかな?と思うことが。

詳しく聞くと『毎日コンビニお弁当です』ということもありました。

私たちは『普通』を取り戻す時期にきてるんじゃないかな。」

ということで宮川先生が、『普通』って何?を語ります。

キーワードは、『あなたは、あなたが食べたもの』です。

どうぞ。

○宮川

よくクライアントさんに、「食生活はどうですか?」と聞くことがあるんですけど、
何て言うかわかります?

●司会

何て言うか。。。。。

○宮川

「普通ですよー」という方がほとんどなんです。

●司会

「特別な料理はしてないですよー、普通ですよー」という感じですね。

○宮川

そう。それで私も、そうか、普通なのか、と思いながら身体に触るんですけど、
やっぱりどうもおかしいんなあ、と。
それで詳しくお話を伺うと、毎日コンビニのお弁当だったりするんです。

●司会

ああ。。。

○宮川

それ以来、今の『普通』ってどうなってんの?と思って。
今、『普通』を取り戻す時期にきてるんじゃないかなと。

●司会

そういえば、リズミカルボディのフードクラスや、出汁講座のアンケートに、
「自分の親に知ってもらいたい」というメッセージをご記入いただいた方がいました。
そのときは、ぜひ伝えてもらいたいなあ、と単純に思ってたんです。
でも、後から後から「親に教えたい」「親に伝えたい」という声が出てきて。。。

○宮川

誰が悪いということではなくて、世代とか時代の問題ね。

●司会

そうなんです。自分の親に文句があるという訳ではなく、
純粋に、「ちゃんとした食生活」を親に伝えたいという声なんです。

 ○宮川

ただね、こういう話しをしていると、
「やっぱり玄米菜食じゃないといけないんじゃないか!」とか、
なんとか食事法みたいなものに飛びついたり、という感じになる。

●司会

今はいろいろ食事法がありますからね。

○宮川

でも、そういう人って、頭で考えてる人が多い。
つまり、玄米菜食が良いという『情報』だけみて、
頭で判断して、がんばって食事法を『こなしている』。
青い顔して。
だんなさんも付き合わされて、しょんぼりしてたりして(笑)

●司会

しょんぼり(笑)

○宮川

玄米は身体にあわない人もいるんです。
消化が悪かったりしますからね。
言いたいのは、玄米が『心からおいしい!』って思ってる?ということ。

●司会

そういえば玄米やってるけど、
お子さんの体調が芳しくなくなってしまって、
やめたというご家庭もいらっしゃいますね。

○宮川

もちろん、玄米菜食が美味しくて、美味しくて、
身体にあっていれば、ぜひやってほしい。
ひと噛みひと噛みが、心から美味しくて、
身体が楽になって、本当に満足!と感じるのであれば、
本当に良いと思いますし、おすすめしますよ。
でも、身体にあわないのに「がんばって」やらないでいいのになあって思います。

●司会

好きで喜んで食べているかどうか、ということですね。

○宮川

そう。『本能』が美味しいと感じているということは、つまり、
身体にあっているということですから。
頭で考えて、ツラい思いして『がんばって』食べるくらいなら、
お肉食べていいんです。たまにはラーメン食べたっていいんです。
身体がおいしく感じるものを、『おいしい、おいしい』って言ながら、
食べた方がいいんです。 それが生きるってことだから。

●司会

無理して健康のために食べるのって、
「健康のためなら死んでもいい!」っていうのに似てますね。

○宮川

そうそう。本末転倒なのね。なんのために生きてるのかって、言いたい。
あとね、「健康のために、食事法をがんばってるんですよ〜」っていう方の身体って、
健康じゃないことが多い(笑)
というか、まあ、頭使ってるから、ゆるんでないことが多い。
おいしい、おいしい、って言って、どんぶりめしとか
幸せそうに食べてる人の方が弾力がありますよ(笑)

●司会

なるほど。
ただ、そうは言っても基準をどこに置けばよいでしょう?

○宮川

一言でいうと、日本人にあった食事です。
そもそも、日本人が肉を食べるようになったのって、つい最近ですよね。
牛乳や乳製品も。パンもそう。欧米から入ってきた食文化よね。

●司会:はい。

○宮川

ヨーロッパ行くとわかるけど、日本と違って、すごく寒いんです。
だから身体の構造も違う。

●司会:はい。

○宮川

だいぶ昔、ヨーロッパの幼児教育のカンファレンスに行ったとき、
「最近の子どもの低体温は、本当に問題だ!」とか議題になってたんです。

●司会:

最近の日本でも体温の低下は話題になってますよね。

○宮川

でもね、
「最近の低体温は由々しき問題だ!」
「そうだ37度ない子どももいる!」
「うーんなんたることか!」
とか言ってるの。

●司会:37度?

○宮川

そう。平熱がね。
で、「あのー、日本だと、37度あると、保育園から電話がきちゃうんですけど。。。」って発言したら、
「なに〜!?日本人の身体はどうなってるんだ!?」って大騒ぎ。

●司会

日本だと発熱の扱いですもんね。

○宮川

ヨーロッパの人ってさ、冬でも暑い暑い言って半袖の人とか多いじゃない。
平熱が37度の民族と、36度台の民族とでは、
そもそも、体温も違えば、代謝の力とか、排泄の力とか、全然違うのね。
寒冷な気候で、狩猟民族として筋肉をまとっている人たちと、
省エネで細く長くという日本人とは、やっぱり『つくり』が違うと思うんです。

●司会

そうですね。その土地の風土にあった食生活が、
身体づくりにかかわっているということですね。

○宮川

だから和食が一番、身体にあっているはずなんです。身体が楽になる。
和食っていうと、大変なイメージがあるけど、
懐石料理みたいなものでなくていいんです。
出汁をさっとひいて、ごはんとみそ汁と漬け物があれば良い。
簡単でいいんです。出汁と調味料を工夫すれば、いくらでもおいしい一品ができます。

●司会

出汁講座でも、出汁を使うと、
こんなに簡単で、こんなにおいしくなるんだ!という声が多いです。

○宮川

そういう生活をしていれば、身体が軽くなる。
それに、本当に簡単で、何より、本当においしいんです。
ただ、眉毛を吊り上げて、徹底しすぎないことも大事。
もしダンナさんがいるなら、『残念な食卓』にしないことも大事です。

●司会

『残念な食卓』って、まさにザンネンな感じですね〜(笑)

○宮川

食も人生も、「ねばならない」で食を考えない方が良いです。
いずれにしても、ベースがしっかりしてれば、
そういえば最近、素食の方が身体が受けつけるなあ、という時期がきますよ。

 

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