明治のこころ、平成のからだ


こんにちは。事務局のみすです。
先日、両国・江戸東京博物館で「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」展を観てきました。

モースは1877(明治10)年から3度、通算4年に渡って来日した「お雇い外国人」。
大森貝塚の発見者として、また「縄文土器」の名付け親としても有名な、
日本に初めてダーウィンの進化論を紹介した動物学者です。
日本に滞在中に庶民の生活を観察して克明な記録を残し、
くらしにまつわる様々な物を収集してアメリカに持ち帰りました。
今回日本に里帰りしたのは、台所道具や看板、お菓子や焼海苔まで300点以上!
月星座おとめ座の私にはたまらない展示でした。

会場にはこれらの展示品にあわせて、
『日本その日その日』という本にまとめられたモースのことばが添えられていました。
そのうちの一部をご紹介します。

 「世界中で日本ほど、子供が親切に取扱われ、そして子供の為に深い注意が払われる国はない。
  ニコニコしている所から判断すると、子供達は朝から晩まで幸福であるらしい。」

 「私は世界じゅうに日本ほど 赤坊(あかんぼう)のために尽くす国はなく、
  また日本の赤坊ほどよい赤坊は世界中にないと確信する」

 「赤坊が泣き叫ぶのを聞くことは、 めったになく、又私はいま迄の所、
  お母さんが赤坊に対して癇癪を 起こしているのを一度も見ていない」

・・なんとまあ、日本人が面映くなるような手放しの褒めようです。でも、

「日本人は早期離床はだめ、農耕民族の骨盤は狩猟民族だった西洋人とはカーブが違うのよ。
 すぐには動けない体だから、少なくとも3週間は休ませないと。」

「目を使わないで、ぼやーっと上手にぼけて、母乳を飲ませば
 オキシトシンが出て、子どもがかわいいなぁと思えるし、
 子宮もちゃんと収縮するから、骨盤も締まる。
 断続的にしか眠れなくても、ホルモンに守られてちゃんと体は休まるから
 鬱になる心配もないのよ。」

・・と宮川先生が語るのを常日頃耳にしていることもあり、
モースの驚きや、印象は、決して彼ひとりの思い込みや
「あばたもえくぼ」的な錯覚ではなかったのだろうなと思えました。
もちろん、乳幼児の死亡率やら、罹患率やらを考慮すれば
明治や江戸と今の日本を単純に比較したり、無条件に賛美するわけにはいかないですが、
震災や敗戦で日本からすっかり失われたのは,衣食住にまつわる道具類だけでなく、
それらを用いてきた日本人の身体性なんだろうなぁ・・と考えさせられました。

「明治のこころ」展もとってもおすすめなんですが(ごめんなさい、12/8までです)
当校の学びにも、日本人のからだの見方を知り、整え方を考えたり、
実践したりする生きた知恵がたくさんつまっています。

鍼灸治療室や助産院での産前産後の女性のケアに
アロマテラピーをいち早く取り入れ、
その方法を助産師さんやお母さん達に伝えることからスタートした
自然療法スクール マザーズオフィス「アロマテラピーの学校」は
おかげさまで来年25周年を迎えます。

年末で、徐々に慌ただしくなってきましたが、
説明会1DAYレッスンも行っていますので、お時間を見つけて是非ご参加ください!
1年の間に凝り固まった心とからだをほぐして、新しい年の目標を見つけませんか?


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