精油の香りのイメージワーク 精油のスピリット、リラクセーションの質に気づく


 

ラベンダーフランス194

 

 

こんにちは。アロマテラピーの学校の中安です。今回は精油の香りのイメージワークのことをご紹介します。

 

精油を使った香りのイメージワークは、ぼくがアロマテラピーに携わるようになったころからずっと続けてきたことです。

 

そもそもなぜこのワークを始めたのかというと

 

たぶん1989年頃です。そのころ「アロマテラピーの学校」でアロマテラピーを教えるようになりました。授業を担当しているうちにもっと自分の言葉で精油を語ってみたいと思うようになりました。

 

自分の言葉とは自分の感覚、体験からでてくる言葉です。

 

リラクセーションはアロマテラピーの大きなテーマで、精油の香りはリラクセーションに深く関わっています。

 

ところが精油が示すリラクセーションは、その精油によって異なります。精油ひとつひとつがそれぞれのリラクセーションの質を持っていて、たとえばローズとペパーミントではリラクセーションの質がちがいますよね。

 

そこで授業では精油ごとに香りをじっくり体験することと、体験したことを言葉で表現することを大切に扱いました。

 

実はこのワークを最初に思いついたのは、雑誌の原稿を書いているときでした。精油ごとの解説文を依頼されたときに、いつもと同じではなく、もう一歩香り本質に踏み込んだ表現ができないかなとモヤモヤしているときにピン!と思いついたのです。

 

それ以来、アロマテラピーの学校の授業でも、そしてセッションのときも、個人でも精油の香りのイメージワークを役立てています。

 

そしてやればやるほど面白く、いろいろな可能性を持っていることに気がつきました。

 

ちょうど、そのころAEAJのアロマテラピー検定もスタートしたので当時の「アロマテラピー検定テキスト2級」にも「香りのイメージ体験」として提案しました。

 

 

前置きが長くなりましたが、ぼくが行っている方法は次の通りです。

 

1 ポカンとする

リラックスして、ポカンとします。内側の静かな部分とつながります。同時に外側の世界で起こっていることにもオーブンになります。あまり身構えずにユルユルとした感じです。

 

2 試香紙に含ませた精油の香りを体験する(イメージワークその1)

最初に香りを感じたときに、浮かんだイメージ、シーン、言葉…なんでも良いのでノートに書き留めます。浮かんできたものが、精油やアロマテラピーとまったく関係のないものでも構いません。ただ香りをきっかけに無の領域からやってきたものを受けとります。

 

3 精油の香りを意識的に視覚化、言語化する(イメージワークその2)

次に先ほど精油を含ませた試香紙でふたたび香りをかぎます。今度はすこし意識的に関わります。

 

この香りは人物に例えたらどんなだろう。男性なのか女性なのか、年齢や髪型、どんな色の服を着ているのだろうか。どんな家に住んでいるのだろうか。周囲はどんな環境なのか、空は何色なのか、風は吹いているのだろうか…などなど、香りからわき起こるイメージを自由に広げ、五感で表現します。

 

人物でなくも構いません。森をイメージしたら、その森はどんな森なのか、光は差し込んでいるのか、それとも暗い森なのか、風は、温度は、湿度は、そこに何か注意を引かれるものがあるだろうか…。

 

ひとつのストーリーが浮かんでくることもあれば、なんの繋がりのない言葉がポツリポツリと浮かんでくる場合もあります。かまわずノートに書き留めます。正解とかまちがいはないのです。

 

4 香りの体験の終わり

終わったなという感じがしたら、この香りのイメージワークを終わりにします。部屋の空気を入れ替え、軽くストレッチしてリラックスします。

 

5 大切にしたい言葉を見つけて、精油のスピリットに出会う

落ち着いたら書き留めたものをながめます(イメージワークその1&2)。ながめながらこのイメージにタイトルをつけるとしたらどんなタイトルだろうかと想像してください。

 

また書き留めたもののなかに特に大切にしたい単語やフレーズはありますでしょうか。タイトルや大切にしたい単語、フレーズを見つけることは香りの質に一歩近づくことになります。

 

特にイメージワーク1には思いがけない宝物が埋まっていることがあります。

 

そしてタイトルや単語、フレーズを展開して、それらの背後にあるものにさらに近づいてみましょう。この作業を通して受けとるものは、その時に感じた香りの質、精油のスピリット、精油が示すリラクセーションの質です。

出てくる香りのイメージは〝この瞬間のだけのもの〟で、今の状況、今の自分自身をそのまま写しだしたものです。今日と明日はちがいますし、その度ごとのものです。もちろん多くの人に共通要素もみることができます。

 

なので出てきたものは固定的に受けとらない方がよいです。あくまでもその瞬間のものであって、ある傾向です。

 

 

 

最後に例としてラベンダー精油の香りのイメージワークを紹介します。昔のノートから引っ張りだしてきました。

 

1 香りの第一印象(イメージワークその1)

ざらっとした甘い世界(視覚というよりそんな肌触りを感じました)

 

2 香りを意識的に視覚化、言語化(イメージワークその2)

中年の男性が山道を登っています。道の土は渇き、白さを増しています。山道の途中で見晴らしの良いところが現れました。ここで一休みです。熱く火照った体に、冷たく乾いた風が心地良いです。空は青く、とても空気が澄んでいるので、遠くの風景、建物のひとつひとつがとてもクリアに見えます。

 

3 気になる単語、フレーズ、またはタイトルは

〝乾いた土、見晴らしの良さ、冷たく乾いた風が心地良い、空気が澄んでいる、遠くの風景、建物のひとつひとつがとてもクリアに見えます…〟などです。

 

4 この瞬間の精油のスピリット、リラクセーションの質

これらを展開すると、ぼくにとってのこの日のラベンダー精油のスピリット、リラクセーションの質は〝見通しの良さ、洞察、明らかにすること〟でした。

 

 

精油の香りのイメージワークいかがでしょうか。

おもしろいですよ ♪ 中安

 

 


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