グリセリンは保湿?いえ。逆に肌の水分を取ってしまう場合も【素材学レポート】


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こんにちは、三雲です。

今回も自然療法家の素材学の授業レポートです。

前回の岩代先生に続き、今回は和田先生の『アルコールとグリセリン』編のレポートです。

どうぞ。

 


こんにちは。和田です。

 

『たとえばニンジン。

ニンジンで一品作るとして、八百屋さんで『美味しいニンジン』を選べますか?

見るべきポイントはあるんです。

 

そして、食感を活かすためにはどんな切り方が良いでしょう?

栄養素を活かすにはどう調理したらいいでしょうか?

 

…知っているといないとでは、料理の仕上がりに大きな違いが出ますよね。

「素材を知れば知るほど、その価値は高まる。」知らずにいたら、もったいない。

だ、か、ら、素材をよく知ることが必要なんです。』

 

…と、手島先生は「自然療法における素材」を「料理における食材」に例えて説明されました。

 

なるほど、納得です!

手島先生の解説は、腑にストンストン落ちるので、納得度が本当に高いです。

 

そんな手島先生の素材学のクラス。今回は『アルコールとグリセリン』編をレポートします。

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1アルコール

ここで学ぶアルコールは一般的によく使われるエチルアルコールのこと。

無水エタノール、消毒用エタノール、ウォッカなどの酒類などがあります。

 

・無水エタノールはほぼ100%のアルコールで、精油をよく溶かします。

・消毒用エタノールは消毒力が最も高い濃度になっています。

・蒸留酒や醸造酒など酒類は、種類やアルコール度数が鍵です。

度数によって、ハーブの溶出や、スキンケアなどに使い分けて、用いることができます。

これを理解しておくことで、手づくりなどで、効果的に活用ができるのです。

 

アルコールの性質は、

*水と自由に混和する。

*揮発性がある。

*溶解・抽出に向く。

*さらに殺菌力もある。(器具の消毒などによく用いられる。)

といった特性があります。

 

『殺菌力!』

ということは、手づくり化粧品に少し入れれば腐敗が防げる!!

…という訳ではありません。

少量のアルコールをいれても腐敗を防ぐことはできないそうです。

 

「殺菌力がある」という言葉だけで、「腐敗も防げますよ〜♡」と説明するのはNGです。

 

イメージだけではなく、理解すること、大切ですね。

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2グリセリンについて

グリセリンはとても穏やかな物質。

無色透明で粘性があり甘い。

アロマテラピーでは主に保湿剤、潤湿剤として使われます。

吸湿効果が高いため、肌に高濃度の状態でつけ過ぎると、肌の水分を取ってしまうので要注意。

たくさん使えばいいというものではないのですね。

これも言葉のイメージだけではなく、理解しておきましょう。

 

また水やエチルアルコールとはよく混ざるけど、油脂や精油とは混ざりにくいという性質があります。

 

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3実習

① ハーブのチンキ

エタノールは、アロマテラピーでは容器の殺菌や、精油を使ったスプレー作りなどでお馴染みです。

でも、今回は、水溶性の成分も油溶性の成分も、両方を抽出する力に着目。

アルコールの性質をいかして、ハーブチンキを作ります。

ガラス瓶にエルダーフラワーとウォッカをいれ、蓋をしてよく振り混ぜます。

今回はエルダーフラワーと40度のウォッカを使用。

ハーブの種類によっては同じ重さでも嵩が変わります。

ウォッカの量も ハーブの嵩によって量を調節します。

ですので、ハーブとウォッカの割合は常に一律ではないとのことです。

 

また、ハーブの種類によって使用するアルコール素材の度数を加減することもあるそうです。

このガラス瓶を約1か月間常温の室内に置き、毎日よく振り混ぜることでハーブの成分の抽出を促します。

約1か月たったら、ガーゼでビンの中身を濾して完成です。

できあがったものは手作り化粧品などに利用できます。

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② ボディローション

二つ目の実習は、手島先生お手製のハーブチンキを使ったボディローションづくりです。

キサンタンガムを加えてとろみをつけます。

グリセリンも加えます。 混ぜ合わせる順番にもきちんとした理由があります。

キサンタンガムがダマにならないように。

精油がしっかり溶けるように。お料理と一緒ですね。

 

なめらかでつけ心地のいいローションができあがりました。

 

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手島先生の優しい語り口で、基本の大切さと、自然素材や植物への深い愛情と楽しさを教えていただいたあっという間の2時間半でした。

ひとつひとつの素材をしっかり知って、そのパワーを十分に引き出してあげられる。

そんな基本を大事にする自然療法家になりたいと思います!


 

和田先生、ありがとうございました。

自然療法家の素材学は理系の理論と文系の愛情が渾然一体となった本当に良い講座です。

学ぶと、自信がつきます。

手づくりを人に教える立場の方にもおすすめです。

 

 


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2015-06-17 | Posted in アロマと精油No Comments » 

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